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2009年05月16日

モノ?

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特にECOなエントリーと言うことではなく、なんとなく「モノ」について考えたみた。と言っても常々そう思ってることなので個人的には新しい発見があるわけではない。ただ、このような(写真の)サイトを見ると物凄くはっきりと認識できる。

そもそも人が作った「モノ」はそれがどれほどの手間をかけて作られかどうかにかかわらず、いずれは「ゴミ」となる。天然のままの「モノ」木とか石とかをそのまま加工しているならゴミと表現できないかもしれないが、大方はゴミである。

そう考えると、我々は(経済社会は?)耐久年数が長いか短いかの違いこそあれ 、「いずれゴミとなるモノ」を「商品」と称して製造し、それを購入しているわけだ。身の回りにある「モノ」で例外はほとんどない。

もちろん、モノ 「自体の価値」より モノが「提供する価値」 にお金を支払っているのである。

(お金はその意味で特殊ではある)

自分にとって思い入れのあるモノでも、他人からみればガラクタと言うこともあるし・・・・

あらためて考えると「土地の値段」も概ね経済価値で評価されているので「極論すればゴミの価値」 なのか?田舎と言われる「豊かな自然に恵まれた土地」の方が安いのはありがたいのかも知れない。おそらく、健康的なライフスタイルだし、ゴミも少ないような気がするのは気のせいか?

まぁ「便利さ」という価値は少ないかもしれないが、十分に人生をエンジョイできるだろう・・・

便利さを手に入れるために、必死に仕事をして ゴミに囲まれた地価の高いエリアに住み、健康を害してしまっているとすればとても滑稽である。

本当に大切なのは「コト」として体験する。その体験のために 社会が機能するよう、グランドデザインを変更する賢人が現れない限り、「モノ」に囲まれたライフスタイルが続いてしまうのかなぁ・・・