「組織は目的を達成するための手段である」
組織構造は目的達成のために構築され、組織運営は目的達成のために為されます。それゆえに組織に集う人は「どの様な個性があっても」機能でしかないない訳です。期待された役割を完璧に遂行するよう、自らを「組織人としてコントロール」する必要があります。あなたの価値観、信条、ポリシ-、好み等「個人的な要素」は出来る限り排除せねばなりません。極論すればメカとして行動する必要があるのです。
「人間はロボットじゃないんだから、そんな事言われても・・・」と反論したくなるのが一般的です。
しかし、それでも尚、上記の内容は正しいのです。だからこそ組織には「規則(ルール)」があります。
例えば、始業時刻が「午前7時」という規則だとしましょう。この時刻が早いか遅いかは問われません。なぜなら「規則」だからです。規則は組織運営のためには必須事項です。あなたがどんなに「早過ぎる」と思っても関係ありません。その他にも組織には「その性格上」様々な規則があります。「多くの人が集う組織で個々の価値観や好みを統一するのは不可能」です。唯一可能なのは「行動の統一」です。だからこそ「7時に始業」という規則があれば、行動を合わせるために守るのが普通です。「嫌なら組織から外れる」だけです。
目的達成のために最適に編成され、効果的・効率的に運営される組織には規則がなければならないのです。
他方
「組織は目的を達成するための手段であり、人間の集団である」
人が組織化されてこそ「協力的に目的が達成されます」規則だけで行動を縛るだけでは「人間らしさ」が阻害されます。仕事の環境も殺伐としてくるのは想像に難くありません。そこで必要ななのは「絆」です。誰かが健康上の理由で「休まざるをえない」時、その人の仕事を違う人がカバーしなければ組織が機能しません。「助けあう」のは規則ではありません。その他のシーン、支えあう、励ましあう、意見交換する、叱咤激励、承認、感謝等、これらも規則ではありません。
「日頃の人間関係が強い絆」となって組織に想定以上の成果をもたらします。だから、言われたことだけでは仕事は未完です。要求されている役割以上の成果をあげることこそ「仕事」です。そして+αの「余分」が生じるのは「絆」があるからだと考えれます。
もし、組織に規則がなければ、絆だけの仲良し「グループ」になるでしょう。目的を遂行するために必要な規則やルールがあって初めて「チーム」になります。1+1=2+α これこそがチームワークとしての成果です。
ではでは、
Enjoy your life!!
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