山登りや、マラソンはよく人生のたとえ話の話題として、あるいは「生き方」とオーバーラップさせた話題となります。今回は山登りを題材に取り上げてみます。

「山頂に到達することを目的として山登りをする」と仮定しましょう。事業には実際の地図にあるような、予め決められた山頂がありません。従って「当面の山頂」を自ら決定しておかなければなりません。その山頂までの道のりが険しければ険しい程、参入障壁が高いともいえます。事業ドメインを確定する。事業規模や自社の商品・サービスの特性を考え、適切なマーケットに適時対応する。といった、戦略が必要になります。事業目的、事業目標、ヴィジョンなどの言葉に集約されます。「当面の山頂」がこのように設定された後、ひたすら山頂を目指して登り続ければよいでしょう。また独りで登山するよりもスタッフと同行することでより安全に早く高い山に登ることが可能かもしれません。戦術レベルのテーマは諸処あるでしょう。

ここで、経営者にとって、「常に山頂を見続ける事」が最も重要な業務だと考えます。もちろんスタッフに配慮が必要です。権限委譲された管理者は登山する際、後ろを向きながら登っているときもあるでしょう。経営者を信頼し、その姿を後ろ向きで捉え、部下であるスタッフに方向をしめす必要があるからです。しかし、経営者は絶対に前方を、山頂を見続ける必要があります。何も先頭に立つばかりではなく、時には最後尾から山頂を見ても良いでしょう。しかし、山頂を見失ってはいけません。

「人間はモグラの丘につまずくことはあっても、山にはつまずかない。」(孔子)

この表現にあるように、一歩一歩確実に注意深く進めることが次のテーマです。実際の登山ならば小石につまずくだけで命取りになる危険性があります(実際に危険を伴う仕事も多数あります)。身体に危険が及ぶ場合人は自ら注意深くなりますが、たとえば事務仕事で、接客で、企画業務で、・・・といった仕事には命を落とすことは稀です。だからこそ、より細心の注意深さをもって業務推進する必要があると考えます。理由は無事に山頂に到達するためには誰一人として不可欠な存在だからです。経営者は全責任を引き受ける覚悟が無ければ危険な登山に出向くべきではありません。そこらの丘でピクニックでもしてる方が安全です。

あなたが経営者なら「当面の山頂」をどの様に設定するでしょう?ピクニックにしろ険しい山登りにしろ目指すべきゴールとして山頂を見失ってはいけません。あなたが山頂にスタッフと共に立ったとき、眼下には雲海が見えるかもしれません。大いなる達成感を味わいながら、「次なる当面の山頂」を見つけることでしょう。

Going Concern(ゴーイングコンサーン)その意味において、山頂はあなた自身が作り上げるのです。どうせなら誰もが登りたいような、そして誰もが登れない様な「山頂」を想定し、決して見失うことなく、確実に登頂しましょう!!

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世の中には人生をコントロールして生きてている人と、周囲からコントロールされながら生きている2種類の人が居るように感じます。もちろんどちらも100%ではありません。だからこそ、自分自身の人生をできる限り自分でコントロールできたら良いですよね?

  • ただし、言うは易く、行なうは難し。実際に人生をコントロールして思い通りに生きていこうと思ったら、自分の身に起こる全ての現象に対する全責任を引き受けなければなりません。
  • 人生をコントロールしている人は、良いことが起きても、悪いことが起きても全ての原因を自分に帰している様です。特に悪いことがおきたときにも、自分が悪かったと、とその責任を引き受けられる度量があるかどうか。
  • 思い通りに事が進まないとき、景気のせいにするのか、天気のせいにするのか、自分の勉強不足に原因をおくのか、行動不足をその原因とするのか。
  • 人間関係でうまくいかない時、あいつが悪いのだ、こいつのせいで・・・、私は、俺はこんな嫌な思いをしている・・と思うのか、それとも上手くいっていってない原因の一切を自分に求めるのか。
  • 自分の責任として引き受けることが、反省と向上の第一歩。そこには大きな苦難を伴うかもしれませんが、それを認め、克服してこそ、人生をコントロールし、徐々に自分が周囲に与える影響力が拡大します。
  • 逆に上手くいかない事を人やその他のせいにしてみたり「偶然、たまたま」を口癖のようにいうことで、自らの失敗を糊塗することを繰り返すと、一時的には自尊心が保たれるかも知れませんが、やがて自分のコントロールの範囲がドンドン狭められ、結局周囲の出来事、環境に自分の人生を委ね、コントロールされる立場となってしまいます。
  • いついかなる場合でも、全ての身の周りの出来事に対して自分に責任を求め、それを背負う決意と覚悟を固め、行動することで少しずつ、少しずつ、影響を与える範囲が大きくなっていくのだと思います。

もちろん、一人ひとりの内面世界では充足感や満足感を手にすることでしょう。更に達観した人生を歩む方も居ることでしょう。

周囲の出来事にどうのように関係するのか?都合の良し悪し、気分の良し悪し、その他様々な現実に自分自身がどう向き合い、いまここで、自分に何ができるのか?と常に問いかけることが人生をコントロールする秘訣かも知れませんね。ほんの少し勇気が必要な時もあるでしょう。しかし、その繰り返しが自分の人生を自分の意思で生きていると実感できると同時に、生かされていると実感できるのかもしれません。

暑い夏は今しばらく続く気配です。この暑さを楽しむチャンスです。健康に留意しながらも是非楽しんでください。

Enjoy your life!!

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異常に暑い夏ですね!皆様いかがお過ごしですか?どうぞ、健康には充分にご留意下さいませ。

地球全体で気候の変化があるのでしょうか?少しずつではありますが、確実に何かが変化してきてるのでしょうか?外的な環境がいくら変化しようが、「それに順応できる自分」で居られることが最も大切な生き延びる智恵なのかもしれません。

最も強いものが生き延びるのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一生き延びるのは変化するものである。(進化論:C・ダーウイン)


もちろん、これは暑さ寒さという自然環境の変化だけではなく、ビジネスを取り巻く環境においても同様に適応できなければ社会から淘汰されてしまうでしょう。生き物と同じように企業も生存競争を勝ち残る事を要求されているからです。勝ち方にもいろいろなモデルがあると思います。勝ち=価値ではなく、より多くの人に「新たな価値を提供する」。

競争で勝ち残るのではなく、社会から、世間から選ばれて、勝たせてもらえるようなビジネスを作り上げたいものですね。

とはいってもこの暑さ、先日twitterで


大風とか、大雨なら少し様子みてから出かけるのに、猛暑の場合はそうしない。危なさで云えば暑さの方がデンジャラス!!命懸けで仕事?Thu Jul 22 04:02:06 via HootSuite

と呟きましたが、暑さで電車が止まるとか、足止め状態になることがあまり無いので、どうしても「活動的」になります。動物などは大抵の場合、木陰で休むとか、昼寝をしてるケースが多いのでは?人間も自然に生きるなら、多分昼寝をしたり、「ゆっくりと休む」必要があるのではないでしょうか?最も大切な事は「健康」では?社会的な責任や使命のような「健康より大切な何か」があるかもしれません。しかし、この歳になっても私には健康より大切な「何か」を発見できずにいます。日中の暑い時間は「長い昼休み」としてのんびりした方が生産性が高いのでは?

個々人の価値観は固有に作り上げられているので何ともいえませんが、

「みんなそうしてるから・・・」、「普通はそうだから・・・」、「いつもそうだから・・・」 というような”思考停止”的(因習的?)な判断基準は如何なものでしょう?

同じ事を繰り返す事で新しい何かを期待するのは愚かなこと、違うことを実施することで違う結果が手に入ります。

安定という幻に固執するより、変化を楽しむ方が しなやかさを感じます。(あくまでも個人的な価値観ですけどww)

いずれにせよ、これから一ヶ月間程度は暑さと上手に付き合うことが必須でしょう。

【お薦め】

「身体とのコミュニケーション」をはかり、身体が何を欲しがっているのか?耳を傾けてみましょう!!

睡眠かもしれません。栄養かもしれません。家族との語らいかもしれません。親しい人と時間をともに過ごす事かもしれません。独り静かに過ごすことかもしれません。

多くの人にとって「仕事」が最優先になってると思います。ほんの数時間、いや、ほんの数分で構いません。自分の身体が何を欲しがっているのかダイレクトに聴いてみましょう。決して頭では聞くことができません、身体の反応を感じ取れる精妙さが必要になるでしょう。。。

「健康最優先」をお薦めします。

ではでは

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参院選・・・・

国破山河在   国破れて山河在り
城春草木深   城春にして草木深し
感時花濺涙   時に感じては花にも涙を濺ぎ
恨別鳥驚心   別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火連三月   烽火 三月に連なり
家書抵万金   家書 万金に抵る
白頭掻更短   白頭 掻けば更に短く
渾欲不勝簪   渾て簪に勝えざらんと欲す

杜甫

呆れる。

政治がShowBiz?もっと言えばエンタメ化してきてるようだ。

民主党にほんの少し前に「託した」はずなのに、(いつの間に)これほどまでの短期間に民意が変化するような「国民性」になってしまったのだろう。鳩山さんも、小沢さんも「身を呈して、何かに取り組もうとしてた」と解釈したのはオイラだけかw

マスコミ批判もあるし、色々な問題点はシステム上あるでしょう、しかし変革させようとしてる「人」の道を塞いでしまっってはいつまでたっても「体制」は変わらない。あまり、ごちゃごちゃ書きたくないけど、「リーダー不在なのか?」それともリーダーだと見極める「有権者が少ないのか?」

 

 

昨日のtwで

・・・彼に限らず、最近の政治家は腹を括ってる人が少ないと感じてます。プロじゃないのです。評論家とか解説者なら使える程度の小者でしょうw 他党 を批判する暇があるなら、命懸けで国を背負うだけの気概とビジョンを示すのが本来の姿では?まっ、アマですよ

そして、今朝のtwで

・・・個人的な事ではなく、社会的な事ですから、事態を憂いてしまいます。正義感と無力感の狭間に居る感じ。ですかね?

と結果はなんとなく予感できた。しかし現実になるとやはりがっかりするものだ。

ものすごく愚痴っぽいエントリーになってしまった。失礼致しました。

http://twitter.com/hirotamaki

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サッカーのW杯で寝不足の方も多いと思われる今日この頃、昨日の試合はサーッカーファンならずとも興奮し、感動し、感謝できた時間だったと思います。素晴らしい時間でした。

明日からは7月、2010年も後半戦ですね?戦うわけではないので後半と言うだけか充分かもしれませんw。

個人的には、今日のこの日を健康で過ごせることに大いに感謝しながら、後半に向けて仕事も遊びも存分に楽しもうとしています。とはいっても、半年間に積み残してきた?事項も少しはあります。「完了して次に進めるように体制を整えよう」と言うのが正直なところです。仕事上では思わぬところからのツッツキで「没になった話」もあれば、逆に「芽が出てきた話」もあり、何気に楽しめる雰囲気ができつつあるのはありがたいことだと感謝しています。一般的に決算の関係で上半期と言えば9月末かもしれません、第一四半期なら6月末いずれにせよ、チョット立ち止まって振りかえる瞬間があっても良いかと思います。特に経営者は身体はとにかく「頭の中が忙しい」のではないでしょうか?できれば1人で静かに過ごす事をお薦めします。

仕事柄、経営者と話をする事がほとんどなので、政治のこと経済のこと、経営のことなど、もっぱらお堅い感じの話が多くなります。不景気感は否めないにしても、「なんとか事業を発展させようとしてる方」もいれば「評論家のように愚痴や批判めいたことばかり言ってる方もいます」好みとしては前者の方ですが、愚痴や批判の中にも「経営のヒント」が沢山ちりばめられているので全ての話がとても役に立ちます。(もちろん愚痴を聞くのはが好きではありませんw)

自らを省みるにあたり、後半に向けて少し立ち止まり、感度良く社会に反応できる経営コンサルタントとして、またビジネスマンとして完成度を高めようと決意しています。


  • あなたと居ると元気になる!
  • あなたと居ると夢が膨らむ!
  • あなたと居ると楽しい!
  • あなたと居ると安心する!
  • あなたと居ると勇気が沸いてくる!
  • あなたに会えて良かった!
  • ・・・・

こんな人で在れたら良いなぁ・・・気楽に、気長に、しかし確実に。

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私達は社会との関係の中に自己を定義しています。組織の中と言ってもかまいません。まったく他人と関わらず生きている人がいるとすれば、よほどの達人か、変人かどちらかでしょう。そのような人はこの記事を読んでいるとは思えませんw

さて、通常、家族、友人、知人といった他人との関わりをもって生きているはずです。

しかし、「ある日、誰かの記憶の中のにのみ存在するだけ」になります。その記憶すら次第に薄れてしまいます。

歴史に名を刻んでいる人物以外に「同時代に生きていたであろう人々」を我々は描くことすらできないのです。

  • 親として
  • 子として
  • 家族として
  • 夫として
  • 妻として
  • 彼/彼女として
  • 経営者として
  • 上司として
  • 部下として
  • 友人として
  • 仲間として
  • 知人として
  • 隣人として
  • ・・・・・・

更には、「同時代に生きる人として」

あなたは「誰に」どの様に記憶されるのでしょうか?

また、

あなたは「誰を」どの様に記憶しますか?

翻って、私自身、こんなことを感じながら、日々生きることができたら、もう少し丁寧に生きることができると思います。特に手抜きをしてきたつもりはもちろんありません。しかし、少し、振り返ると、「BESTMAX」という社名に相応しいあり方だったかどうか?少々疑問視しなければならないとも思います。今日から、早速実行します。自戒の念を込めて、久々に自分のことを書いているので長めのtweetになってしまいました(笑)。

人は大きく、己は小さく。心は丸く、腹は立てずに、気は長く。

(掛け軸に書いてありました、もっと達筆でしたよ、汗)

祖父母がいつも言ってました。そして、その通りに生きていたのを記憶しています。

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ちょっと小噺を。

あなたはジャングルで迷子になっています。どこで間違えてしまったのまったくわかりません。

暫く彷徨い歩いていると、少し先で人の声がするではありませんか?

「おーい!誰かいるのか?」とあなたは叫びます。

すると「こっちにいるぞ!」と答えが返ってきました。

声のする方向に急いで走り出しました。幸いなことに二人はジャングルの中で「もう1人」を見つけたのです。

もちろん二人はほっとしました。何しろ1人で迷子になっていたのです。

それが二人になったことで大いに安心したのです。

しかし、ここで見落としてはならないのは「二人とも迷子」だと言うことです。

そうです現状は何も変わっていないのです。


このようなことは日常的におきています。

精神世界に興味がある人(スピリチュアル系の人)とか、やけに評論家的な立場をとる人とか、理屈だけで何も変化を起こせない人とか、

政治の世界でも大勢いるような気がします。

「同じような境遇にいるだけで安心している」

更に困った事に

「迷子であることを認めない人」

「迷子であることを忘れてしまった人」

が多いのではないでしょうか?

今大切なことは、道を知ってる人に聞いてみる事です。

もし、道が無いなら「道を作る」必要があります。それがリーダーの役割です。

この道より我を生かす道なし。この道を歩く。(武者小路実篤)

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アドリブと言えばアドリブ、即興と言えば即興です。しかし、この「スキル」はとても重要です。もし、あなたの意図した、あるいは計画した通りに物事がいつも進むと考えるなら、「遊び」のないテーマでしょう。「過去に充分な実績がある」といった事とか?PCの操作などは極めて厳格に決まっていて、手順を間違うと間違った通りの結果が起きるのと似ています。技術に関する分野はプロセスが厳格なので「事前設計で遊びはかなり吸収されている」と考えられます。

経営の場合もう少し広い「複合的」なテーマなので想定される条件が変化することは大いにあります。実際「想定内」とは遊び幅を持たせているのですから。この場合はまだ対応する事は簡単です。

ただし、人によって想定できる「遊び幅」が違うので「うろたえ感」に差があります。知識や経験の差が「遊び幅」を決めているといっても良いでしょう。中にはすぐにうろたえて、「バタバタ」する人が居ます。遊び幅の大きな人から見ると「たいした事ではない」のです。(想定内だから)

しかし、誰にとっても難しいのは「想定外」の結果に対する「対応」でしょう。

何しろ想像すらしていなかった出来事が起きているのです。「その場」で「直ちに」対応を必要とされます。

この時のポイントとしては

  1. 「それまでの思考に一切の未練を残さないこと」
  2. 「現状に相応しいと思われる最適解を探すこと」

1.はなんとなくわかると思います。何しろ想定外のことが起きているのですから、拘る方がどうかしているのです。

2.について「複合的」なテーマを全てを一度に対応するのは「撤退」(前向きであっても)です。ここでは「複合的なテーマを各要素に分類することをお薦めします。

「思いもしなかった競合相手」があるかも知れません。

「販促にブレ」があったのかも知れません。

「価格競争力」がなかったのかもしれません。

「品揃え(MD)」に問題があるのかも知れません。

「立地や地域特性等」が違うのかも知れません。

「顧客対応」の問題かも知れません。

「販路」が違うのかもしれません。

「時期(タイミング)」が違うのかもしれません。

・・・・

無数にでてくるでしょう。

重要なことは「じっくり考えるのではなく、その場で最適解を出す」ことなのです。

じっくり考えたり、準備するのは「事が起きる前に処理されている必要があります」

その時に「本来のコンセプト」から逸脱するのは好ましいことではないケースが多いです。

「根本の見直しは現場合せには不向きです」

まだ、やりきっていないと感じるなら、要素ごとに見直しをし、直ちに手を打つことをお薦めします。

ただしfeedbackの観点をお忘れなく!!これが無いと、仮説の検証ができませんからね!!

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