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ロウソクの科学

タイトルに悩みました。しかし、敬意を表して本のタイトルとしました。

温故知新ー3

が最初のタイトルでした。

次に浮かんだタイトルは

全体の中でトータルに生きる

でした、しかしやはり、この

「ロウソクの科学」

が最も相応しいタイトルです。

さて、この本は偉大な科学者の講演録です。翻訳は今から47年前です。私がこの本を読んだのは中学生の頃でした。当時もとても興味深く読んだのを覚えています。しかし、今回読み直してみて、「まさかこんなことが書いてあったとは・・・」と目から鱗でした。自分が少し大人になった気もします。翻訳者も大変上手に「講演の雰囲気」を再現しています。

理科系の知識があるほうが読みやすい本であることは間違いないでしょう。しかしながら、第六講(結びの講)は圧倒されます。まさに「この事を伝えていたのか!!」と私が感動した部分でもあります。特に最後の10行は凄いと思います。(ここに書いて紹介したいですが、読まれた時の感動が薄らぐと思うので差し控えます)

また同時に(本題ではありませんが)「科学」というどちらかといえば難しい内容を「誰にでもわかるように」伝える手法が見事です。科学者が「こんなプレゼンテーション」をするというのは実に素晴らしいことだと思います。

私は仕事柄「プレゼン」をすることが多々ありますが、PPTなどを使いスマートにするほうではなく、ホワイトボードに書きながらプレゼンします(もちろん人数が多い場合はさすがにスライドを使いますが)

ファラデーのプレゼンは全てが「LIVE」なのです。もちろんテクニックとしてではなく、彼が伝えたい内容がそうさせるのでしょう。

クリスマスにはローソクがお似合いですね。子供に「ローソクはなぜ燃えるの」とたずねられた時、「科学的な答えだけではなく、人間の神秘的な要素も含めての話」なら、さぞかし株が上がるかも?(笑)

冗談はとにかく、380円の本です、学生の時に読んだ人も、初めての人も是非読んでもらいたい本です。強くお薦めします。

ロウソクの科学 (角川文庫)

ちなみにこんな人です。

マイケル・ファラデー - Wikipedia

塩素の液化(1823年)、ベンゼン(1825年)、金コロイド(1857年)などを次々と発見していき、1831年には電磁誘導現象を発見し、さらに電磁誘導の法則、有名な電気分解の法則(1833年)を発見するなど、超人的な科学者